イマガワのこだわりイマガワのこだわりをご紹介します

品質

 

 

~ 手間を惜しまない ~

 

木の表情や性質は千差万別で、育った山の状態や自然環境の変化が木肌やクセに表れてきます。

自然の木を有効に活用した商品づくりのために製材所や研究機関や専門家と探求を重ね、建具の上質感と永くスムーズに動き続ける品質を追求しています。

品質への拘りが製品の保証期間設定を可能にします。(巻末資料参照)

 

 


 

■特化した技術

エアコンの効いた室内でも狂わないように含水率を下げると水分が少ない分木材は硬くなります。

刃物の回転が遅かったり、木材の硬さに合わないと負荷が大きくなり欠けの発生や荒れた削り肌になります。

 

当社は、国産材(杉と檜)に合う削り機能を持った機械を新設しました。

今までより回転速度を30%アップし切れ味は一段と向上しました。

それを使いこなす職人の技術も長い年月で培われたもので、最高の肌ツヤは他の追従を許しません。

 

 

■キズを防ぐ工夫

削りが済むと加工、組み立て、金物加工、塗装、梱包といった具合に商品を完成するまでにはいくつもの工程を経ます。

各工程を重ねるごとにキズも入りやすくなります。

特に杉材や檜材は柔らかな木なので普通の扱いだとキズが入ります。

それを防ぐために木と木が緩衝しないように特別なクッション付き桟木を間に入れます。

 

工程途中のパネルや框も各工程で検品し、良品のみを次工程に送ることで欠けのない商品を作り上げます。

日々、改良を加えながら上質な商品を目指します。

 

 

■入念な仕上げと区分け

素材は全数含水率検査をしてから百分の一ミリ精度の加工に入ります。

削ったあと他社とは一味違う極細サンダーの仕上げをします。

節の有無や欠けや割れの検品は工程ごとに行っており不良率ゼロを目指しています。

 

巾木や廻柾目と板目を区別し混在しないよう納入しますので、現場で選別しなくても質感の合った美しい施工となります。

取付け用の溝加工は納まりの良さとスムーズな作業に役立ちます。


 

■手塗り塗装

組み上げが済んだ商品は仕上げの研磨をします。

塗装工程では塗料の接着をよくするための下地塗りをしたあと一晩乾かします。

その後、研磨作業で平滑にしてから中塗り後、再度一晩乾燥させ、次に仕上げ塗りという5工程を経て完成します。

一枚ごとの表面状態を見て白化、発泡、艶、ムラ、塗膜不良などが起きないよう注意して仕上げたものにはベテラン技術者と感性が注ぎ込まれています。

自然塗料と浸透性ウレタン塗料の2種類でおこないますが、いずれも安全性は最高レベル(F☆☆☆☆)です。

優しい素材感が失われないように仕上げた時を超えていく本物木材の上質感をお楽しみください。