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素朴な疑問

木の特徴は樹種によっても、生長期間や乾燥や加工の仕方でも違ってきます。奥の深い木の情報を知って上手く使い込むために

「岡山県農林水産センター 森林研究所」にお聞きしました。

 

【漆喰壁と無垢建具】

ドアが反る原因として、ドアの表裏の空間で温湿度環境が異なっている場合が多いようです。特に漆喰は吸放湿性能を有しているので、漆喰仕上げの部屋とそうでない部屋の含水率が異なるケースが多発します。新築の場合は漆喰壁からしばらくの間、水分を放出して乾燥し収縮するのでヒビ割れや柱との隙間を生じます。この間に引き戸の片面が壁に当たったままだと漆喰からの放湿で引き戸が反り、半柱に当たるということが起きます。これを直すには両面から空気が当たるようにしておくと直ることが多いようです。

 

 

【低含水率の木は固い】

木から自由水が出てしまう含水率30%(繊維飽和点)から含水率約10%の間で、含水率が低下するほど切削抵抗(削るのに要する力)が上昇します。すなわち、この範囲内では含水率が低下すると木材のヤング係数(剛性)が上昇するからです。含水率が低下すると木材が硬くなるので欠けが出やすくなります。

 

【針葉樹は暖かい】

一般的に広葉樹より針葉樹のほうが木目の間隔が広い場合が多く、このことは“熱伝導率の低さ”に繋がります。材料の温度が同じでも熱伝導率が低いほうが足裏や手のひらからの熱を奪いにくいため、接触時の体感温度は異なります。広葉樹が「固さ・冷たさ」を感じるのに対し、針葉樹は「やわらかさ・暖かさ」を感じる材料と言えます。

2026.01.30