新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。旧年中は格別のご愛顧を賜り誠にありがたく厚く御礼申し上げます。

新型コロナウイルスの終息が見通せないため、昨年度中は皆様にお会いできなかったことを残念に思っております。観光業や飲食業を中心に2年以上に渉る経済の停滞は、日本全体に大きな打撃となっており、建築業界も例外ではありません。さらに住宅着工件数が人口減少に伴って30％減少するという大変化の時代を迎えようとしています。

これから地域工務店が生き残っていくためには自社の経営資源を見直し、強みをより強固にすることしかありません。我々の強みはハウスメーカーと競う断熱・気密などの性能ではなく、国産材を全面に出した家づくりと考えています。（もちろん性能を一定レベルまでに担保することは必要ですが・・・）構造材の国産材化はハウスメーカーやローコスト会社まで謳っています。さらに先を行くには、室内に国産無垢材（杉・檜）を生かす空間づくりではないでしょうか。デザイン力や企画力や提案力を磨き日本のスタンダードとして「白木文化」が認知されるよう研鑽を積み勝ち残られるのを期待申し上げております。